幼い王子様と記憶を失ったテラスは約束の島に逃げ延びてから、しばらく島にある約束の村に留まる。テラスは記憶を失ったが、剣術のみ覚えている。そして、王子様は彼の指導の下で段々成長してきた。約束の島はエデン大陸より離れるので、アッティラの追撃は島に届かない。しかし、島には怪物がいる。さらに、怪物は常に約束の村を襲う。王子様は王族の血が繋がるので、王者の慈悲を持っている。微力でありながら、彼は勇敢に剣を手に取り、怪物を退治し、村人を守ることを誓った。彼はこの任務が大任に任される前に、避けることが出来ない成長に繋げる道だと自覚している！
グラウルング火山にある生物は巨人より大きな体を持っているが、血肉でできた肉体ではない。魔法も使えず、自然の元素で作られたものである。彼らの体の中に、燃えたぎる溶岩に満ちる。そして、表には一枚一枚固い岩石に覆われる。彼らは創造神ディアンが怒りで作り上げられた。人間に対する限りなく憎悪と暴走しやすい性格を持つ彼らはまさに人間世界を滅ぼそうとする！彼らこそ地底からやってきた巨獣―溶岩のゴーレム！
テラスはアーサー王朝における勇敢な騎士である。彼はアーサー王の信頼深い家来であり、聖杯を探す任務にも参加していた。アーサー王朝が滅亡された後、テラスは幼い王子様を連れ出し、王国から逃げた。その逃避行で、彼らは追手に追われるだけでなく、怪物にも襲われた。九死一生の局面に陥ったが、ようやく追撃から逃れ、マーロスの埠頭に辿り着いた。そして、王子を連れて、船に乗った。しかし、テラスは追撃されたとき、落馬をしてしまった。無事に船出をしたが、彼はすでにこん睡状態に陥ってしまった。船は誰も舵に取られないまま、波に任せた。幸い船は約束の島に漂着し、テラスと王子様は島民に助けられた。だが、テラスは記憶を喪失した。彼は記憶を無くしたにも関わらず、使命が心に刻まれて、毎晩同じ夢を見続けた。夢の中で、ある子供を抱きしめながら、馬を走り続けた。ただひたすら逃げ続けるだけ……
棘だらけの地区。炎のように燃え盛り、果てしない砂漠には、数え切れぬほどの危険が存在し、多数の怪物が彷徨いながら、獲物の到着を待ち伏せている。しかし、本当の危険は目に見える怪物ではなく、砂の底に潜めている砂蟻である。砂蟻は数知れないほど存在し、砂漠の地下に砂蟻の王国が築かれたという。彼らはある体が大きい女王蟻に忠誠を誓う。女王蟻の上半身は鎧みたいな堅い甲羅に覆われる。腹が肥満し、黄金色に輝く。さらに頭上には触角、口には鋏状で象牙ぐらい大きな牙が生えている。体のどこも彼女の特別さと女王の気高さを誇示している！
エデン大陸には統治者が悪政を振る舞い、妖怪が地上で彷徨い続ける。下階級の一般市民はいくら神々に助けを求めても、状況が変わる様子はまったくない。そんな絶望と恐怖の中で、正義の勇者が現れた。魔法の力だけでなく、彼は騎士道を守り、仁愛の心を持って正義のために戦う。彼は力、勇気と仁愛をもって希望の火をつけた。その希望の火は霧を晴らし、みんなを新生の道に導いた。これで悪政と妖怪の襲撃など恐れることがなくなった！
神殿は神の告げを受け、すべての生き物に魔法を教える。そして、歳月は流れ、生物たちはそれぞれ違う方向へ進むことになる。一部の生物は強い力を手に入れることによって、貪欲、憎しみ、嫉妬など負のオーラが噴出された。彼らは魔法で侵略、強奪、殺戮を繰り広げた！創造神ディアンは慈悲の心を持ち、ほかの生き物のために、聖光を射す。邪悪を駆除する、その正義の力こそ正義の魔法といわれる！正義の魔法は創造神が人を善の道に導き、悪を抑えるために作り出したものである。善人であればあるほど、正義の魔法の威力が強くなる！
伝説では、創造神ディアンはエデン大陸とすべての生き物を作り出した後、最初の神殿を建てた。その目的は世の中の生き物を正しい方向へ導き、正しいことを教えるためである。だが、巨人族はエデン大陸を統治し、腕力だけを頼り、尊大不遜になった。世の均衡を保つために、神殿の人々は創造神ディアンの告げに従い、生き物に腕力以外の特殊能力を与えた。それは魔法である！しかし、魔法の伝承は非常に難しく、時間が経てば経つほど、古の高級魔法の伝承が途絶えてしまった。そして、今は僅かな古い種族が貴重な高級魔法書を持っている。ただ、その魔法書を持っていても、中の魔法を習得することが出来ない。現存の神殿の遺跡で解放の儀式を行ってから、高級魔法の習得が許されるという！
アッティラは残虐かつ殺戮を好む性格を持つ。政権を握った後、いまだエデン大陸の民に平和な生活を与えていなかった。彼は自らの地位を固めるために、アーサー王の一族を粛清し、騎士団を滅ぼした。さらに、武力で一揆を鎮圧し、死体の山が築かれた。また、乱世の中で妖怪が溢れている。もともと支離滅裂なエデン大陸が一層煉獄化される。しかし、希望の光はいまだ消えていない。魔法使い、騎士、精霊たちは力を合わせて、アーサー王の末裔を擁立し、ともにアッティラの悪政に立ち向かう！
アーサー王が統治した時代、邪悪魔法は禁断の魔法であると区別され、魔法使いはそれを習得することが禁じられていた。やがて、アーサー王の王朝が崩壊し、邪悪魔法は再びエデン大陸に舞い戻った。大量な邪悪魔法を駆使する魔法使いが集まり、邪神を祭る神殿を建て、邪悪魔法を伝授することになった。邪悪魔法の習得時間が短く、威力も強力であるため、エデン大陸の魔法系統はあっという間に覆された。しかし、邪悪魔法も悪の影響が大きい。邪悪魔法を唱えるたびに、魔法使いから邪悪なオーラが放たれ、心が蝕まれる。また、魔法使いの邪悪なオーラが強ければ強いほど、魔法の威力も倍増する。極めて強力だが、代償はあまりにも大きい。まさに、禁断の果実である！
サハギンの体型は人類に近いが、後ろにワニみたいな太い尻尾を持ち、ヒレは頭頂部から尻尾の先まで生えている。頭が大きく、獰猛な性格を現す顔だけでなく、口も大きく、鋸のような鋭い歯を持つ。指と指の間に水かきを生えており、鋭い爪を持ち、三叉の矛を武器にする。体の色は暗い緑色で、腹の色は比較に薄く、白っぽい色である。サハギンは両棲類の生き物であり、普段は水凌林の水域に生息し、水凌林と大陸の間には目撃されない。水の中にいるサハギンは非常に獰猛であり、水域内の生き物はすべて彼らのエサになる。海底の悪魔として恐れられる！
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